もうだいぶメジャーになってきたようで、実はまだまだ一般には知られていない、
仮想通貨とはなんなのか、そしてそれは世の中にどういった影響をもたらすのか、
軽く考えてみたいと思います。

そこからじゃあ僕らは何を考え、どう行動すべきなのか、
そのあたりも少しは見えてくるのではないかなと思います。

仮想通貨というのは正式ではなくて、本当は暗号通貨という呼び方の方が、
正しいと言われています。
通貨ですが、インターネット上でのやり取りで、暗号のような文字の羅列で、
管理されているので、法定通貨のように実態はありません。

僕は専門家ではないので、詳しく説明することはできないのですが、
仮想通貨から学べること、それは仮想通貨の本質である、
「ブロックチェーン」という技術に全て集約されているといっても、
過言ではないのではないかと考えています。

この「ブロックチェーン」という技術、簡単に説明します。

通常、送金というのは、銀行を通し銀行が管理して自分から相手に送られます。
なので銀行が休みである土日などは着金しないことがほとんどで、
送金手数料というものもそこそこな額がかかる場合があります。

僕は海外への送金は未経験ですが、海外への送金は何週間もかかったり、
何千円という手数料がかかるそうです。

これはすべてに銀行という「管理者」を通して成り立っているからです。

仮想通貨というのは、この銀行という「ひとつの管理者」の存在はありません。
ネットワークに参加しているすべての人たちが管理者になっています。

もう少し例えて説明すると、銀行が一つの台帳に全てのお金のやりとりを、
記録していたとします。
それが仮想通貨では、その仮想通貨を所持している全員が台帳を持ち、
全員のやり取りは全員の台帳に同じように記録されます。
そしてその全員の台帳は全てネットワークによって繋がっています。

これがどういうことかというと、
一つの台帳はそれ自体が書き換えられてしまえば、正確なデータがわからなくなります。
要はこれによって横領という行為が可能になるわけです。

しかし、仮想通貨では特定の記録を塗り替えようとして、
ひとつの台帳だけ書き換えても、他の繋がっているすべての台帳との、
整合性が取れないため無意味に終わります。

なので本気で横領しようとするならば、全員の台帳をすべて同時に書き換えないと、
横領できないということなのです。
世界中のサーバーのデータを書き換えることなど、事実上不可能でしょう。

それから銀行のような管理者がないため、人件費などの経費がほとんどかからないため、
送金手数料もほとんどかかりません。
ブロックチェーン上では当事者同士が直接やり取りするので、
そこに銀行というような管理者が関与しません。

もっともっと詳しく専門的に説明しようと思えば、
他にもいろいろな要素があるのですが、ここでは、
仮想通貨を支える技術である「ブロックチェーン」と、
その技術によって、
記録を安全に管理でき、コストが大幅に削減できるということを、
覚えてください。

少し長くなったので、続きは次回にしたいと思います。

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